アメリカのいろんな闇がしれっと語られていたところだけがおもしろかった。テーマとしては面白かったけれど、ドキュメンタリーとして見応えがあるとかそういうのは特になし。
開幕から、ヒッチハイカーが乗り合わせた車がたまたま超レイシストでハイになった勢いで、車で突っ込む。心配で見に来た女性を締め殺そうとしたから、これまた、たまたま持ってた手斧で頭をスマッシュ×3。
手斧って…てならずに英雄扱いされるアメリカのマスコミやネット文化ぇ。
この時点でなかなか受け入れ難いし、最初のインタビュー時点で相当やばい風にみえるけれど、銃での死亡が多い国からしたら、過重暴行って感じでもないんだろうか。
KAIにたまたま最初にインタビューしたキャスターの出世した感じもなんかうけるし、金になると見ると見境ないマスコミの貪欲さもある意味興味深い。そして、トラウマとかあったにせよ、酒もドラッグも許容し、責任という言葉を教えず、本当の意味でKAIのことを思って、真摯に向き合って誰も対応してあげなかったのが、ほんと不幸。