フジテレビのドラマ最盛期における
実写邦画歴代興行収入第1位の映画。
新しさを求め、とにかくお金をかけて作られた映画は当時社会現象に。
ストーリーは織田裕二の大胆不敵なキャラクターが周囲の仲間に助けられながら多くの伏線を回収していく、2時間ものの定番。
ただ、ユースケサンタマリア、真矢みきらの脇役が抜群で、ユースケがなんかかっこいい、真矢みきを倒したい!と鑑賞者に興味を引きつけ、それをストーリーに繋げる全体の構図は見事。
この作品で大手柄をあげた亀山千広さんはフジテレビ代表取締役に就任。(現在はBSフジ)
ただ、その後の体たらくはご存知の通り。
制作のプロデュース能力は局全体のプロデュースに生かされなかったのか…。
ドラマ・バラエティ関係なく制作者の昇進も大切だが、主要なスタッフほど経営とは一線を画し、生涯現場で作品を作り続けて欲しいと思う。