カミヤ

キングダム 運命の炎のカミヤのレビュー・感想・評価

キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)
3.6
原作最新巻まで既読・アニメ未観・映画は1.2ともに劇場観賞の状態で観賞。
1.2作目での信頼感がある分、期待値はややというか相当高め。
お客さんの層は、夏休みの割にファミリーは少なく、カップルや男子中高校生グループが目立つ感じ。(公開2日目7/29の土曜昼の回に地元の劇場で鑑賞した際の印象です)

本編の感想についてですが、
全然普通にメチャメチャ面白く
現在の日本映画のオールスターを揃えたような
豪華キャストさんによる演技は大満足なのですが・・・

先日発売された最新巻の69巻が
メチャメチャ泣ける展開だったことと
本作が、原作屈指の回想シーン「紫夏(しか)編」と前半?最大のヤマ場「馬陽攻防編」の一部ということで個人的には、やや不完全燃焼。

印象的な台詞や、シーンなどは原作通りに再現されているものの、原作未読勢には、このシーンの深さ、心情が伝わらないんじゃないか?
と心配になる「あっさりさ」(良く言えばテンポの良さ)が気になったというのが
鑑賞直後の感想なのですが、

その後、家に帰って
単行本の該当部分を読み直してみたら、
なんと!端折っている箇所は
ほとんどなかったのです!!!!

自分で勝手にストーリーを脳内補完して、
感動話に仕立て上げていたに
過ぎなかった事に、ちょっと驚きました。
思い込みって凄いですね。

あと、李牧・龐煖のキャスティングも
これまたかなり良かったので、
この実写版を、いつどのように畳むのか、全然想像がつかないですが続編もかなり楽しみです。いいぞもっとやれ!!

話は変わってパンフレットの表紙の色がメチャ綺麗でした。
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