カミヤ

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦のカミヤのレビュー・感想・評価

3.9
原作漫画全巻既読、
アニメも最新シリーズまで完走済み、
OVAシリーズは観ていない勢です。

現在高校2年のムスコ君が小〜中学生の時に
オススメして来たのを機に読み観はじめて以来ハマっているコンテンツ。

これまで基本的にはアニメvs漫画であれば
完全に漫画派だったのですが
「ハイキュー‼︎」で原作漫画では
分からなかった「動き方」がよく分かる!
という感覚を教えてくれた。
ということもあり大分お気に入り、
かつ楽しみにしていた作品です。

が、ここまで鑑賞が遅れたのは、
公開初週の週末にムスコ君と
観に行くつもりでいたのが
抜け駆け(笑)されて公開初日の
平日金曜に友人たちと観に行かれて
しまったため、と
その他に観に行かないといけない
作品が目白押しだったため。

という過程を経て
週末の昼の回に近所の映画館に
観に行ったのですが
公開から随分経っているにも関わらず
小学生くらいのお子さん連れファミリー、
高校生くらいの女子2人組
中学生くらいの男子グループなど
を中心に劇場は、かなりの入り具合。

本編を観た感想としては
コンパクトに、まとめつつ
押さえどころは、ちゃんと押さえられていて
全然普通に面白かったのですが、
期待し過ぎた感が強すぎて!
若干物足りなかった・・・
というのが第1感。

個人的に「ハイキュー!!」の面白さって
補欠キャラや敵チームの
あまり関係なさそうなメンバーなど
相当モブっぽいキャラに至るまで
割と深くエピソードを掘っていったり、
バレーボールならではの
普通?知らないルールや作戦
など細かすぎる解説なんだろうな。
と思っています。

なので
本漫画の結構なクライマックスに当たる
烏野VS音駒(=ゴミ捨て場の決戦)の
一試合をテンポ良く「劇場映画」作品
として見せるために。という
理解出来る事情と、

であれば、ちゃんと深く掘り込みができる
アニメシリーズで観たかった!

という背反する要素があるため、
手放しで絶賛とはいかない気持ちですが、
体育館の床にシューズが踏ん張る音とか
映画館ならではの臨場感が
スゲーありますので、
原作ファン、アニメシリーズファンは
色々置いておいて
劇場に観に行くべき
アツい作品かと思います。

あと改めて、
本作にラップする原作漫画の33〜37巻を
読み返してみたら、
漫画ならではの表現の迫力と
アニメ映像ならではの良さを
両方堪能できるので
漫画所有派の方は再読推奨です。
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