舞台は中国春秋戦国時代。戦争孤児として育った信(山崎賢人さん)は、今は亡き親友の漂(吉沢亮さん)と瓜二つの秦の国王・嬴政(吉沢亮さん)と出会い、天下の大将軍という夢を叶えるべく戦乱に身を投じる。初陣となる蛇甘平原の戦いで功績を挙げた信は、百人将に任命され、秦国に長年の恨みを持つ趙国との戦いに挑むことに…。
元々原作を読んでる派。
紫夏役の杏さんが母性溢れててもう完璧な配役！紫夏役もいろいろな人が候補に挙がっていたけど、発表されたときに杏さんは予想外だった。でも、これはもう杏さんで大正解。原作でも泣ける話だけど、映画でも泣いた。
そして、嬴政役の吉沢亮さんのお芝居がすごい！なにかのインタビューで目を意識したって見たけど、堕落した嬴政から王となる嬴政への変化がすごすぎる。
映画第1弾から大沢たかおさんの王騎はもう絶賛ものだったんだけど、馬陽の戦いはまさに王騎のメインイベント。改めて見ても王騎まんま。身体の大きさが漫画でも別次元だから、実写にはそれが難しいけど…。でも、大沢たかおさんの王騎はそれを補えるほどの再現度、壮大さ、スケール感を感じさせてくれる。役者ってすごいなと。大沢たかおの腕の太さどうなってるの？あと、個人的には「ココココ」と騰との笑える絡みが実写で見れて大満足！
前作からも登場した蒙武と昌平君の配役が改めて完璧だなと。この作品は原作キャラクターの再現度が本当に高い。
そして、公開してからもメディアにキャスト解禁がでなかった李牧と龐煖。李牧は予想通り、龐煖は予想外。
李牧は声のイメージがその役者だった。
龐煖って王騎と同じで身体がかなり大きいし存在感もすごい。結末を知っているからこそ、大沢たかおさん並のものを見たい。今回はわずかなシーンのみだから、次回作でその全貌をどうなるかなといった感じ。特に王騎と戦う場面では、王騎に負けないくらいの威圧感や存在感を見たい。
紫夏と馬陽の戦いとのことで2時間弱に収まるのか？と思ったけど、馬陽の戦いは次作でつながるとのこと。これなら初めから前後編で銘打ったほうがよくないといった感じ。だから、今回作品に「Ⅲ」がつかなかったんだなと。ある程度予告されていたならまだいいけど、なんの前触れもなく次回作ありきな見せ方は個人的にちょっと…。「えっ、ここで終わるの？」とちょっと拍子抜けした。
あと残念ながら主題歌が合わない…。前々作と前作は作品の壮大さを感じさせてくれる主題歌だったのに、なんかエンディングで落ちる感じ…。
結果的にはもう1度見たいと思うほど。
