しげランド

キングダム 運命の炎のしげランドのネタバレレビュー・内容・結末

キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

シリーズに期待が持てる良い映画でした。(原作ファンです。)

総合すると日本映画でもこれだけの映画が作れるということを認識できた良き映画でした。

ツッコミどころは多く、笑ってしまえるシーンもあれば、冷めるシーンもあり、どうにかならなかったのかなと感じました。

特に衣装に関してはコスプレ感が高くもう少し自然なものに落とし込めなかったのかなと思いました。きっといろんなパターンを作成して結果的にあのようになったのかもしれませんが、映画序盤に蒙武が腕を組んだ際、胴体の鎧がペコッと凹んだシーンがあり、一気にB級作品を感じてしまいました。
どうにかあの鎧は鉄板であると思い込むよう見ていましたが、ラバー素材の鎧にしか見えませんでした。蒙武だけでなく信の服も気づくと布一枚というよりかは、割と高級そうなウール素材の布だったりと、残念です。

しかとえいせいが逃げる過去シーンは馬の台車が遅すぎで、もうなんか何じゃこりゃって感じでした。どう考えたって追っ手が秒で追いつけるスピードです。絶対どうにかできた気がします。

とはいえ合戦シーンや街並みのCGは興奮できますし、心理戦描写ははキングダム特有、いやジャンプ特有の「わ、私はやつに最初からはめられていたのか!!!!」という厨二くさいながらも何故かテンションがぶち上がるシーンになっており素晴らしいと思いました。片岡愛之助さんの演技やスタッフさんの頑張りで、見事に再現できたのかなと思いました。

原作ファンなだけに心配していましてが、今後も追っていけそうです。
続編も大きな予算がつくよう応援しています。頑張ってください。
しげランド

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