キングダム第三弾。今作で描かれるのは8〜13巻までだとか。(現在既刊72巻)このペース配分だからこそ丁寧に描れてて良い。今回は大きくは①嬴政が王になる覚悟を持つきっかけとなった紫夏(杏)との出会い②王騎が秦の総大将となり趙に挑む馬陽の戦いといったところ。
嬴政に中華統一を目指す覚悟があるのか、その問いかけに対する答えとして描かれた紫夏と出会い。自分の王への道が命の襷を繋げられて出来上がったものだと理解して今玉座に座っているその覚悟がひしと伝わる。1作目で「もしそうなら俺もだまってやられるわけにはいかない。俺を守るために死んでいった人間が、少なからずいるからな」が回収されて泣いた。
後半はもう王騎将軍に私も思わず腕組みニッコリって感じ。もう出てくるだけでドキドキワクワクしちゃうね。マジで映画キングダムヒットの立役者すぎる。「全軍前進」に軍が震え立つの好き。私の中で王騎コールが鳴り止みませんでしたね。
勿体無いくらいの豪華キャストなんだけどやっぱりこのキャラクター達の覇気というか尻込むオーラみたいなのを出せるのはこの名だたる俳優陣の存在感・顔力がなし得る業だと思うわ。最後も次作が気になる締め方。よく次回作公開まで1年待てたね。私はもう立てないので近々最終章、映画館で見届けたいと思います。