きゃしぃ

ゴジラxコング 新たなる帝国のきゃしぃのレビュー・感想・評価

4.7
今日はちょっとワンパクにハンバーグカレーを食べに行ったら、
超特盛のお子様ランチとジャンボパフェを流し込まれるような快作。

人間パートの重厚さ、話の整合性を敢えてかなぐり捨て、昭和の怪獣プロレスの爽快感や多幸感に特化しており、
ゴジラもコングも人間達も新キャラも常にIQが低く、いい意味で複雑に物を考えなくても楽しめる一本。


ヤンキー映画のような展開と、ロードムービー的な風味もあるコングパート、
多くはない出番ながらも、ただただ王者の貫禄を見せつけてくるゴジラ、
怪獣プロレスを見せろとは言ったが、そこまでやれとは言ってないと言いたくなるような終盤以降の連続バトルは必見。

特に、歴代トップクラスの戦闘力にバフをかけたうえで、高速宙間するゴジラは(褒め言葉として)あまりにもバカバカしくて一見の価値有り。

今回のヴィランにあたるスカーキングも今までいそうででいなかったタイプの敵で、強さよりも悪役としてのキャラ性が立っていて魅力的。


全く真逆のコンセプトで作られ、評価されたゴジラ-1.0と同時に劇場公開されているのが一生でもうあるかないかのレベルの奇跡のような作品でした。

恐らくあと数回リピートします
きゃしぃ

きゃしぃ