このレビューはネタバレを含みます
巨大ゴリラが巨大サルと地球を賭けて戦う。
何かのレビューで『怪獣プロレス』と見たけど、まさにそれ。
怪獣が暴れるのは最高。
でも、怪獣映画としては諸々物足りなかった。
一番足んないのは「ハラハラ」だった。
コングが一回撤退するけど、それ以外は大してトラブルが起こらない。
特に、パワードアーマーをサラッと持ってきたり、秒でモスラが復活したりとかしちゃうと、何もほぼ何も起こってないに等しいのでは。
ってか、そもそも『コング3』って言った方がいいくらい、コングが地下世界の平和のために動いてる時間が長い。
それが面白いところでもあるけど、ゴジラよりもディズニーの実写リメイクみたいな印象に近い。
そんでもって、人間が全然戦わないのがまた物足りない。歯の治療くらいじゃね?ってくらい。
一番ハラハラさせてくれるのは、非力な人間が必死に何かすることで敵を倒すきっかけになること、
っていうのが怪獣映画の定番でしょう。
もちろん見たことないものが観たいし、それは観れるけど、同じくらい観たことある型も大事だってことでしょうか。