林林檎

ゴジラxコング 新たなる帝国の林林檎のネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

巨大ゴリラが巨大サルと地球を賭けて戦う。

何かのレビューで『怪獣プロレス』と見たけど、まさにそれ。
怪獣が暴れるのは最高。
でも、怪獣映画としては諸々物足りなかった。

一番足んないのは「ハラハラ」だった。
コングが一回撤退するけど、それ以外は大してトラブルが起こらない。
特に、パワードアーマーをサラッと持ってきたり、秒でモスラが復活したりとかしちゃうと、何もほぼ何も起こってないに等しいのでは。

ってか、そもそも『コング3』って言った方がいいくらい、コングが地下世界の平和のために動いてる時間が長い。
それが面白いところでもあるけど、ゴジラよりもディズニーの実写リメイクみたいな印象に近い。

そんでもって、人間が全然戦わないのがまた物足りない。歯の治療くらいじゃね?ってくらい。
一番ハラハラさせてくれるのは、非力な人間が必死に何かすることで敵を倒すきっかけになること、
っていうのが怪獣映画の定番でしょう。

もちろん見たことないものが観たいし、それは観れるけど、同じくらい観たことある型も大事だってことでしょうか。
林林檎

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