ゴジラとコングの大暴れを大画面・大音量で楽しむ映画。
期待以上で楽しい時間でした。
とにかく、怪獣が暴れるのは観ていて楽しい。
クモ怪獣や海蛇怪獣、冷凍怪獣にモスラと盛りだくさん。
ゴジラは序盤にイタリア、フランス、スペインなどのヨーロッパ観光。
ローマではコロッセオでおやすみしているのがお茶目。
コングを途中で襲うエイプ軍団は薄毛で体毛の濃いオジサン達にしか見えず、楽しい。
ミニコングはちっさいオッサン、もしくはチビノリダー時代の伊藤淳史氏に見えたのは自分だけ?
コングとスカーキングがご対面する過程などは昭和の不良番長ストーリーを彷彿。
ゴジラはエジプトでブレンバスター。
モスラは謎の艶っぽさ。
と、オッサン1人で大喜び。
謎の世界に謎の文明の謎なテクノロジーもおバカな発想力がタップリで楽しい。
初見の謎な状況が突然現れても、登場人物それぞれが、すぐに理解して説明してくれる。
それは懐かしのマンガ「男塾」における(Jジェイ)もしくは(民明書房)のよう。
「何故分かる?」と不思議でしたが、地底空間初心者の私には安心設計でございました。
まぁ、その辺のSF的な理屈は正直どうでも良い。
怪獣がタップリで大暴れしているだけで良いのです。
あまり期待していなかった人間パートも割と良かったです。
博士と娘の関係性は正直どうでも良いのだけど、映画を上手くまとめる要素として機能している。
そしてコメディ部分が何より良かった。
獣医と陰謀論者の存在が人間パートを魅力的にしていました。
獣医はコングの差し歯や右腕、ラストの電気鳥と大活躍。
懐かしい曲にのせて登場するあたりは、さながらガーディアンズ・オブ・ギャラクシー。
陰謀論者は状況説明とピエロ的な役割と顔芸と獣医とのコンビ芸と大活躍。
殺伐とした今、このバカっぽさを思考停止で堪能する時間は超重要。
その幸福感たるや。
これぞ、映画!