モンスター・ヴァース第5弾。1作目からずっと根底にあったゴジラの湿っぽくて面倒くさかった日本の伝統を前作『ゴジラvsコング(2021)』で(芹沢とメカゴジラの退場とともに)漸く一区切り付けれたかして、開き直ったかの様に本作ではタガが外れたかのような迷走っぷりを見せてくれます。かのだっさいキャッチコピーを捩るところ“アメリカよ、これがカイジュウ映画だ。”と言わんばかりに。グレードをWWEばりの幼稚な内容に下げて、やりたい放題好き勝手にやってます。パシフィック・リム然り、怪獣のデザインがセンスなさ過ぎて笑いを通り越して呆れました。そしてなんと信じられないことに2027年3月26日に第6弾が決定しているそうですが、また芸のないプロレス劇を見せられることになりそう..