このレビューはネタバレを含みます
小学生が色鮮やかなアイスをお腹のキャパシティを考えずに、ベロベロ舐め回してお腹を壊しているような作品。
キャストが魅力的だから映画として持続しますよ。けれどキャストがよかった!!以上の感想が何もありません。それも演出がいいということではなく、ただキャストその人がいいだけ。
最初のフランス語の文言もダサいし、スタンダードであることも取って付けたような気がするし、モノクロやスプリットスクリーン、停止させるのも全部ダサい。手ブレ酷いし、白飛びしているし、フリッカー入ってるし、それでいいんすか。菜摘と佐保がアイスを作る最も大事な場面でボウルに入ったアイスをただの白として雑に撮ってて分かりましたよ。主題系を成すアイスに全く興味ないし、原作もどうでもいいし、ただ“女の子”を可愛く撮れればいいことに。
まあアートディレクターの初監督作品だから、「実験精神」としてよいのでしょう。
もう真面目に批判するのもバカらしいです。けれどこれが映画産業であって悔しい。