このレビューはネタバレを含みます
原作コミック・アニメ鑑賞済み
いつも通りといえばいつも通り、でも同行者のコメントは「ネタのキレが悪い」。そう言われると確かに原作のような面白さはなかった。ファンの作ったSPY×FAMILYといった感じ。アーニャを下品に騒がせてるだけが面白さではないと思う。うんこの神様の流れは悪くないけど、少し長い。
また、劇場版ということだったので、もう少し泣かせにくるのを期待してたけど、無難に終わってしまった。
原作が続いている以上、たかだか劇場版でオペレーション<梟>が終わることはないと分かるはずなのに、「無事に継続できる」「家族はまだ終わらない」ことに焦点を当てているのはなんかヘン。あそこまで引っ張っておいてメレメレはどこに行った？調理室が故障でお菓子作り中止とは？これまた劇場版でステラが増えるのも原作に影響与えちゃうので、下手くそなりにアーニャの作ったメレメレにステラではなく特別賞がもらえたとかでもいい気がした。
突拍子もなく現れた謎のサイボーグ「タイプF」はその出自や存在目的など明かされることなく、ロイドたちとはなんの関わりもなくヨルに倒されて退場。マジで謎。ヨルが強すぎるからその足止め理由になっただけとしか思えない。
敵の軍人たちも途中で戦艦から退避した描写があったが、これも含め続編の匂わせかな？と思えて仕方がない。
ついでに次の調理実習⇒ボンドが未来予知で夏のリゾートにいる三人を見るという終わり方も続編の匂わせ。あんまり好きじゃない。次はCODE:BLUEでもやるんか？
下手にオリジナルを作らず、直近のアニメでは豪華客船編があったので、それを映画でやるとかでも良かった気がする。
いつもと違う地方に行って雪景色の中にいるフォージャー家を見れたのは新鮮でよかった。作画も◎。ストーリー展開や雰囲気はいつものSPY×FAMILY、でもどこか違和感を覚えるようなそんな作品。劇場版はまた作られそうなんで、次こそは泣かせに来て欲しい。
