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インフィニティ・プールのtouchのレビュー・感想・評価

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)
3.5
"白砂のような死んだ脳では 自分でも食べられない"
* * *
ミア・ゴスと関わったが最後、約束された破滅。捻転するカメラ、ネオンカラーの嗜虐の誘惑。
「高級リゾート地で自分のクローンに罪をなすりつけて遊ぶセレブたち」という斬新で悪趣味なアイデアを活かしきれていないのが辛い。
シチュエーション設定の詰めの甘さで緊張感に欠ける
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スランプから自己破壊にハマる男…。
一体何を描きたいのか終始困惑していたが、劇中でミア・ゴスが読み上げる痛烈な書評「義父の威光を借りているに過ぎない」は主人公ジェームズの義父をブランドン・クローネンバーグ監督の父(デヴィッド・クローネンバーグ)に置き換えれば監督の自虐にも思えてくる
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