このレビューはネタバレを含みます
後からジワジワ来る感じ。
ミア・ゴスやっぱり大好き。
気持ち悪さと観客を置いてけぼりにするのはいつも通り。とっても楽しかったです。
どう展開するのかが読めず、主人公と一緒に不安と恐怖に悩まされながら鑑賞。
クローンを用いた自分殺し。現実的とかそういうのは置いといて、自分自身を殺し否定して残るものは空っぽの容れ物。自分の世界はここにしか残されていないと、逃げられないと、洗脳されていく様子が最高でした。
最初に殺されたのがオリジナルなのか、処刑されたときの不敵な笑い。自分自身を殺してミア・ゴスからの母性愛を受ける主人公。
バカンスをバカンスとして楽しみ、何事も無かったかのように平然と日常へ戻れる、そんな人間の怖さも感じられる。リゾート地から出られなくなった主人公の方がが異常?
主人公の人物像が"良い対象"すぎて。お金持ちの白人しか登場しないのも気持ち悪くていいですね!
これが一夏の思い出か…。