このレビューはネタバレを含みます
優しさと寂しさと空しさが混ざってる感じ。
記憶を無くすのは怖いことに思えるし、嫌だと感じる。でも忘れたことでいわゆる"リセット"が出来て一からまた始められる。それはすこし羨ましいとも思う。
届けられるカセットテープとカメラを片手に健気にプログラムを遂行する患者たちはシュールでちょっと可愛い。だんだん人間味を知り、帯びていく。
林檎を食べるときのシャクシャクという音すきです。
記憶を無くすと綺麗好きになる主人公。車追突させて写真撮るシーン良いよね。
妻を亡くした悲しさは辛い出来事だったとしても決して忘れてはいけない、忘れられない記憶。
綺麗で悲しくて優しい映画。