RIO

唯一、ゲオルギアのRIOのレビュー・感想・評価

唯一、ゲオルギア(1994年製作の映画)
3.8
クルド・アルメニア・ユダヤ人が住むトリビシ
北にはコーカサス山脈がロシアとの国境に位置する
古い教会やフレスコ画が残っているそうです

監督は自国の文化・歴史は誇りに思っているものの一部は恥じていると言っていた
それは単純なことではない
作中ではジョージア人の共産主義者は恥ずべきだとありました
所々何か見せたいものの為に違うイルカとかカモフラージュしているみたいなシーンもありました 考え過ぎかも

工業化を礼賛して麦畑がなくなりロシア(ソ連)から麦を買うというロシアの思い通りになった
監督の嘆きが聞こえてくる

ジョージア人で作った共和国の3年間は素晴らしい調和を保っていた
1度バランスが崩れると多民族・宗教で1つに纏まる力が弱まるのを感じる
それでも懐古主義のロシアに制圧されているなかから独立を果たすんですから凄い力

砂の上でレスリングのような格闘をしてから敗者と勝者で踊ってハグは素晴らしい
守護聖人である聖ゲオルギオスへの熱狂は涙流してた 女の人強そう

ヨーロッパから孤立してきたジョージア
美しい土地と人たちがいました
「懺悔」が流れ監督がジョージアの文化ではないものが文化として紹介されていると言ってました
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