世の中こんな理不尽な事がいったいどれくらいあるんだろう。
そして、ペドフィリアというヤツらはどれくらいいるんだろう。
ほんとにほんとにほんとーーーーーーーーにおぞましい。
以外ネタバレ感想
性玩具として子どもが誘拐されては人身売買されるということが、現実にあるとは、なかなか信じがたいのだけど、あるんだろうな。
他の人も語っているが「闇の子供たち」はかなり前に読んだし、映画も見た。
悪魔崇拝的なパーティーとか、機関銃で皆殺しだとか、そのへんのエンタメ的な流れは興ざめしてしまったが、誘拐が今後は薬物以上に儲かるビジネスだの市場が拡大するだの、は、真に迫っていてゾッとした。
良し悪しは別として、機関銃で一斉に皆殺しっていう気持ちにはなる！
しね！おまいら！！うげー！！
刑事が誘拐された子供を追っていくうちに、自分にもその要素があるような気になってしまって、というのも恐ろしい。
精神科医に、暗に指摘されれば、そうじゃなくても、そうかも？？ってなるのかもしれん。あんたの深層心理にその毛があって、だからその捜査を選んだのだろうなんて言われたら反論できなくなる気持ちわかるよ。
でも最後にウーラに「あなたはちがう」とキッパリ否定されて、やっと自分を取り戻したようで、そこはホッとした。
けど、この女の子、ウーラ、
これからが地獄だろうね。
学校もいってないだろうから、これから勉強していくとして、
いろいろ知識を身に着けていくと、自分の今までのことがはっきりわかってきて、そこからが地獄になるとおもう。
母親ともうまくやっていけるのか。
母親はウーラのすべてを受け入れ、引き受けることができるのか。
すべては欲望のために幼かったウーラを誘拐したヤツ、彼女の売買に関わった大人たちの責任だけど、よしんばそいつらみんなが罪を問われたとしても、ウーラのその数年は取り返しがつかない。
適切なケアを受けて、少しでもトラウマが少なくなるように念じるしかない。
