冒頭を飾るロシア警察の恐ろしさもさることながら、まるっきりの娼婦と化した少女の姿に愕然としつつ、色んな意味で後味の悪さ天下一品な一作。
執念の一言でウーラ嬢を捜し出したロベルトが自身も小児性愛者なんじゃ……と疑念を抱くくだりは必要なのかどうか疑問を感じはするものの他に類を見ないアプローチだったのは確かで、むしろ小児性愛が全くの別世界のものではないと突きつけているような気が。
ともあれ、実話をベースにしてるかどうかはさておきとしても、こういう犯罪ネットワークは確かに存在するんだろうな……。
とか云いつつ、コンドームの中身を飲み干しちゃう客のインパクトが絶大過ぎてしばらく口閉じられなかった。