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丘の上の本屋さんのiccoのレビュー・感想・評価

丘の上の本屋さん(2021年製作の映画)
4.0
高1の娘と一緒に観たくて楽しみにしていた映画。
観終わった後に娘が「今までママと一緒に映画館でみた映画の中で1番好き。」とのたまったのを最初にお伝えしておきます。

とにかく優しい話だった。
ほぼ本屋さんとその隣のカフェしか映らないのに、やってくる人々がバラエティに富んでいて楽しいので物語が広がって深まる。チラチラ挟み込まれるイタリアの美しい風景もとても良くて、こんな国で生活してるから優しくなれるのかなとちょっと羨ましくなった。

読書量と本に対しての知識が半端ない古書店の主人が、移民の少年におすすめの本を貸して、彼を知識の泉に触れさせていく話なんだけど、人々の心の触れ合いが温かい。
主人も移民の少年も家族構成も何もかもわからないけど、愛されて育っただろなと思う優しい雰囲気。お隣のカフェの友人との交流も素敵だった。

お客さんがどんな人が来ても、きちんと話を聞いてその人が欲しているものを探そうとしてくれる店主を観て、こういう人が聞き上手っていうんだろうなあと思った。誰に対しても平等に対応していて、とても誠実な対応に心が温まる。
これは心からの本好きの人が、本好きのために作った映画なんじゃないかな。
めっちゃ帰りに本屋さんに寄りたくなった。笑
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