はる

スイッチ 人生最高の贈り物のはるのネタバレレビュー・内容・結末

2.5

このレビューはネタバレを含みます

「スイッチ」というタイトルの割に「入れ替わり」の部分が効いていないというか、もうちょっとマネージャーの方の話やってもよくない!?になってしまった。入れ替わりものって入れ替わった二人の話が交互に出てくるイメージが強いのもあって、「片方の話しかしないの!?」になってしまった。

予想の範囲を出ない映画ではあるのだけど、子どもとの距離感で時間の経過を感じさせたり、マネージャーの仕事を引き受けるきっかけのエピソードの入れ方が自然だったり、ちらっと出てくる劇中ドラマのできがやたらよかったりで、そのあたりはさすがだった。

主人公がスター俳優なので演技の経験値が高く、騎馬もアクションも上手いというところがリアルだった。でも主人公ばっかり、順調すぎへん?マネージャーがスター俳優になってたけどそれでもなんかちょっと、主人公に比べると見劣りするのはもう素質とか、そういうレベルなのでゆくゆくは逆転されちゃったりするのか?経験値を持って別の世界線に移動してしまっている時点で、主人公がかなり有利ではあるんだけどさ~。

最後にマネージャーの方もタクシーに乗ってたけど、乗る理由が見当たらなくて(家族とも円満っぽいし、俳優業も成功してるっぽいし、後悔する要素がどこにあるのかがいまいち分からん)唐突な感じがあった。とにかくマネージャーの描写が少なすぎて、そのあたりに強引さというか、物足りなさを感じた。
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