サプライズヒット作品、『ベイビーわるきゅーれ』の続編です。
個人的には最初にやってしまった印象が最後まで残ってしまいました。
アクション映画で、続編を敵から始めるセオリーは確かにあります。
その場合、「二人でも敵わないんじゃないか?」と思わせることが重要です。
が、まさかのそれほど強さを描き出していない…。
本作はこの敵役の魅力が乏しかったこと、それが最後まで足を引っ張ります。
特にクライマックスも喋り過ぎで、そのことは観ている方に任せていただいても大丈夫かと…。
ちさととまひろの生活についても、謹慎生活に入ってしまうため、ギャップが、対比が少なくなってしまいます。
テーマが、正規雇用と非正規雇用の問題と、同一労働同一賃金の問題を描いていきますが、もっと新しい方法で描けなかったのか。
この問題は今も根深いので、テーマとしての深掘りは必要だったかと思います。
続編でやってしまいがちな綻びが気になってしまいましたね。
