oucky

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビーのouckyのレビュー・感想・評価

3.6
監督はジャパニーズガンガンアクションの
盟主 阪元裕吾監督。

パート2に当たる本作。
前作よりもきっと
お金が少しかかってます 笑。

一番は、音声かしら?
前作は正直かなりセリフが聞き取り辛かった。
そして、新宿ピカデリーの大きな劇場と言う
中々の環境で観れたのもデカい 笑
やはり日本映画って音声まで
予算が中々回らないですよねー

現場の収録、ナレーション、ミキシング
BGM制作など
どれもお金で結構変わっちゃいますよね。

とはいえ、
肝心の中身はかなりトーンダウン 苦笑

もう、ヒロイン高石あかりと伊澤彩織の
ゆるゆりストーリーに任せっきりな感じ。

ストーリーも何か全然ピンと来ない。

まぁ、コロナ禍での撮影だったろう
とは思いますがもっと大人数での
大立ち回りが見たかった。

アクションはかなり少な目。
これを期待して観に行ったのに
かなり残念です。

そして、
クライマックスのまひろとゆうりの戦い…

演者の身体能力の高さはよくわかります。
二人とも凄い!いやー半端ないです。
この動きをするのに二人ともどれだけの
トレーニングを積んだことやら。

でも…、
もう殺し屋のアクションじゃない 苦笑
総合格闘技だよ、これは…

まぁ、過去作から見ればいいても
阪元作品は、
ラストに総合格闘技になっちゃう展開は
多かったけど
今回は、今まで以上に総合臭が…

同じような構成でもやはり、
ドニー•イェンとかのそれとは違うんだよなー

リアルさを追求するあまり、フェイントや
ローキックなどを多用して
何か殺陣が雑に見えちゃう

広めの画角で少し長めのカットで
演者の動きを見せれるのは素晴らしいけど
肝心な外連味がぶっ飛ぶ 苦笑

トータルで見てもやはり
前作より小粒になった感は否めない。

まぁ、前作が好きな人には
受け入れられるでしょうが、
一般受けはさらに難しいのか…。
でも、
ハコも上映館数も圧倒的に増えてるので
商業的にも期待はされているんだろうなー

応援している日本の監督の一人なので
これからも是非頑張って欲しいです。

もっとデカいバジェットで
制作できる事を期待してマス!!
oucky

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