ゆずきよ

岸辺露伴 ルーヴルへ行くのゆずきよのレビュー・感想・評価

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)
3.8
岸部露伴が中々ルーヴルに行かないよ。という情報だけを持って鑑賞。
ジョジョシリーズは既読だが、この原作は未読。ドラマは全話鑑賞済み。
今日はもう仕事中から、絶対ルーヴルに行くんだという気持ちを抱いていた。
上映開始は、定時から逆算してもギリギリ間に合うかどうか。
冷ややかな上司の目線に負けそうになりながらも、時計と睨み合い定刻タイムカードインからのお疲れ様でしたダッシュ。
ザ・ハンドで空間削るか、ザ・ワールドで時を止めたい。
急ぐ時に限り道が混んでいる。
前の車を全てスティッキ・フィンガーズでジッパーにしてやりたいよ。
安全運転を死守して駐車場へ。
子供達に駐車場やお店の中で走らないようにね!といつも注意しているので、限りなく短距離走に近い競歩で券売機へ。
またもこういう時に限って、QRコードの読み込みが出来ない。
なんとか開始と同時に着席。

物語は、常人には無いギフトを持っている岸部露伴先生が、興味を持った事に対して執着心と洞察力を駆使してその謎に迫るという話。
前半は導入部分なので、わからない事だらけ。
こちらが不思議に思った事は、きっと後半回収してくれる筈なのでしっかり記憶しておく。ここテストに出るよの理論。
今作のキーワードは、黒、蜘蛛、美女。
岸部露伴の青年時代ってこんな感じなのか。原作を知らないけれど、イメージとは少し違うな。
想像より早くルーヴルへと旅立つ岸部露伴。
美術館のシーンは少なくて、ルーヴルをあまり感じる事は出来なかったけれど、ルーヴルの美術品って今インターネットでも見られるらしいよ。
後半の演出は、音響効果が良くて、緊迫感や不安を煽るのに丁度良く不快な音だった。
途中振動で、これ地震じゃないよね?と別の不安がよぎった事は内緒。
終盤はまた場面が変わる。
ここに関してはもっと短くて良かったのではと思っている。
驚きもあったけれど、だいたいの想像はついていたし。
あと終始飯豊まりえが良い味を出してたのが印象深い。

当初、映画館で観る映画かなと不安もありましたが、満足しています。
私は配信で映画を観る事が圧倒的に多いし、失礼ながら片手間での鑑賞もしちゃうけど、やっぱり映画館が好きです。
たった千円程度2時間前後の時間でこれほどの多幸感が得られるのだから、これだから劇場鑑賞は辞められないです。
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