女性は義姉夫婦を乗せ運転していたが、事故を起こしてしまい、夫婦だけが亡くなってしまう。ヒューマンドラマ作。自暴自棄になった女性の人生模様は生々しく、周囲の人物に関しても様々な想いが描かれ、その中で女性の感じる人生の在り方は印象的。誰かが悪い、誰かが良いだけでは片付けられない、複雑な、“人”だからこその姿がある。事故を起こし、薬物依存症になってしまった女性を演じるフローレンス・ピューの様々な表現は上手い。出演のモーガン・フリーマンの貫禄のある演技も不可欠な物語。本作での“運命”について語られる内容も良い。