LisaKawato

風の谷のナウシカのLisaKawatoのネタバレレビュー・内容・結末

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

初めて映画館で鑑賞。(今までDVD等で5回くらいは見たことある。漫画も一応読んだことはあるが当時あまり関心がなかったので理解していないし覚えていない。)
時々ナウシカ、ラピュタ、もののけ姫は同じ何かが言いたいのではないか?と思うけど(特にナウシカともののけ姫は登場するキャラクターの立ち回りやセリフも似てると思う点が多いが)、原作はさておき、映画館で観るとやはり圧倒的にナウシカはギクシャクしている感じがする…と思った。アニメ的というか、ナウシカが常に讃えられている感じがしたり(周りはしょっちゅうナウシカに驚き、「不思議だ」とナウシカを特別扱いする。しかもその内容が抽象的。そしてナウシカはいつもアハハウフフって笑っている。という型が繰返される。)、急にエモくなったと思ったら綺麗に収められるシーンが細切れに繋げられている感じがして、話が自然に流れていかない感じ…(この映画で言いたいこと、やりたいこと、キャラクターに言わせたいこと…みたいなことが、全体のつながりより以前にある感じがする)だから個人的にナウシカは、言っていることは分かるけど感情移入しづらいと感じるのかもしれない、と映画館で観て思った。
ナウシカに登場する悪い人たちは戦争時下のような残酷さを持った人たちっていう感じがした。
映画館で観るのと家やTV画面で観るのって全然違うと思った。家だと現在に自分がいて、昔のものを現在の自分が過去のものという前提で見ている感じだが、映画館だと同じ人間が作ったものを同じ人間が観ているという感じ。何も適当に観流すことができないっていう感覚だった。

腐海がもっと色々動いているところや、虫とか腐海の世界の細かい設定をもっと色々見てみたいと思った。
LisaKawato

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