虫の造形が良い。王蟲もそうだし、空を飛んでるムカデみたいなのもそうだけど、サイズ感があって、とても人間じゃ太刀打ちできない数と量、人間よりも虫が支配している環境だと一目でわかる世界観。
宮崎駿は空に憧れがあるのだろうか。魔女の宅急便も紅の豚も、空を飛ぶ、空が絡んだ作品が多いなと。ナウシカも体を水平にして空を飛ぶシーンには爽快さを感じる。雲を突き抜けて体で風を浴びながら進むのは気持ちいいだろうな。
登場人物によって様々な考え方があって、虫を大事にしようとするナウシカみたいな考えもあれば、女王みたく森を焼き尽くそうとする輩もいる。今作では女王が悪のように描かれてるけど、必ずしも悪かと言われるとそうではない気がする。