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風の谷のナウシカのayanaのレビュー・感想・評価

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)
3.8
“なんといういたわりと友愛じゃ”

ナウシカの心はどうしてこんなにも清く美しいのだろう
誰も死んで欲しくないと思うほど優しい心を持っているのに、族長の娘として多くの死を見届けないといけないのは辛かっただろうね。

ジブリ作品を大人になってから観るとよく思うのだけど、子供に背負わせるには重すぎる。
まっすぐで純粋な子供だからこそ、人々を救えるのかもしれないけど。
大人たちが忘れてしまっていることを教えてくれる、っていうことなのかな。
ジブリの本を読みたくなったし、ナウシカの原作も読みたくなったな。

小さな頃はただ王蟲のことを怖いなと思っていたけど、王蟲は仲間を守ろうとしているだけで、悪いのは人間だった。怖いのも人間。王蟲は優しいよね。

どこまでも着いてきてくれるテトが可愛い。
空中で向かい風が強いのに、ナウシカの肩に乗り踏ん張っている姿が愛おしい。
動物って話せないけど、結構人間のこと理解してるよね。
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