このレビューはネタバレを含みます
@ Genesis
ファスベンダーが"仕事"をこなして行く様子を淡々と映し出しているだけの映画。ストーリーが面白いかと言われたら面白くないけど、大真面目に仕事をこなしてる姿がなぜかだんだん滑稽に思えてくるっていう不思議なコメディ要素があった。
スタイリッシュな殺し屋の、スタイリッシュじゃない部分(準備から実行の地味な部分)まで徹底的に映すからかな。感情を出さないように見えて、一つ一つの作業からなんとなく人となりが見えてくる感じは嫌いじゃなかった。でも自分はこれを映画館で観ないと退屈と思うと思う。
やたらと携帯を壊す描写が強調されるのは、ファスベンダーの状況と重ね合わせた「巨大組織からの監視への反逆」なのかな。