好きが過ぎる
この几帳面具合癖になる
所作、目線誘導、画面を見れば彼の目的と何が起こるかがスッと入ってくる
セリフはあくまでそれを補足し、説得力を与えるだけで、ごちゃごちゃと今から〜しますみたいな無駄なことはしない
彼女？が出てくるのはほんの数分なのに、あれだけで２人の関係性が分かりすぎるほどわかる
ここも無駄に愛してるわ〜とか言っちゃったりしない。なのにそれが伝わる
彼女が関わるシーンだけ、ポーカーフェイスで殺人に一切躊躇しない冷血漢が焦りや怒りを表す。それも表情や挙動だけで
ファスベンダー良い仕事してるわ〜
セリフでも出てくるが、主人公が天才ではない普通の人であることが、うまく具現化されてる
たまにためになる哲学教えてくる
一見退屈そうな移動や偵察のシーンをここまで楽しく見させてくれるのは秀逸
クライム系の映画で殺し屋がテレポートしたみたいに急に部屋にいるシーンがあるが、その裏側を見た感じ
初見の衝撃はそこそこだったが、見れば見るほど面白くなる
連続で見たのは久しぶりだ
テンプレなクライマックスに向けて盛り上がるタイプの映画じゃない
マイナスから徐々に上がり０に落ち着いていくような
だから何回見ても飽きない、変に緩急も眠くなるしょうもない掛け合いとかもないから見てて疲れない
ちょっとでも感性が違ったら退屈な１本だったかも知れない
オープニングのクレジットもカッコいい、ワクワクする
見れば見るほど解っていく、この魅力に
