メッシですら、PKはずすこともあるし。
準備を重ね、最大限のスキルを使っても失敗することはあります。
殺しの分野でもそういうことがあるのですね、
っていう映画でした。
失敗した後、どう事態を収拾していくか、その仕事術をみさせていただいような気がしました。
自分に言い聞かせるような独白のセリフ回し、初めイライラして観てました。
でも、これはデイビッド・フィンチャーの計算なんですね。
色々経験し、自分を律し、凄みをともなう人物になった人という感じが伝わってきました。
殺し屋(マイケル・ファスベンダー)は、いくつもの偽名を使い分け、世界を飛びまわり、仕事をこなす。
しかし、大一番で、ターゲットを撃ち漏らすというミスを犯す。
失敗の代償は大きい。
愛する者を傷つけられてしまった彼は、事態を収めるため乗り出していく。
モノローグから、観客は殺し屋の人となりを知ります。
彼は他人を信じない。
共感や同情は失敗のもとだと考えている。
仕事の際は決して即興は行なわず、
常に計画に従う。
ストイックで厳密な仕事ぶりにふさわしく、原則に則って行動する。
渋い。
ザ・スミスも、集中するのに合った音楽なんでしょう。
〔サブスクで聴いたみましたよ〕
アップルウォッチも欲しくなりますね。