モノローグが多い作品の登場人物というとスコセッシ監督の タクシードライバー のトラヴィス・ビックルがあげられますが、今作の主人公ファスベンダー(ザ⭐︎キラー)は深そうで深くないフツーのことを哲学かのようにひたすら独りごちているだけで何の共感も生まない。
頑張りや努力が裏目に出たり、適当(本来の意味ではない)にしたことが上手くいったりするのは日常的によくあることですが、自信に溢れる一人語りの作品においてこの展開はもはやコメディでしかない!
許されてるのはフィンチャー監督だからというだけで、映像にみな騙されているのでは!?(もしくは皮肉であれば完璧!!?)
痛々しいミスショットから始まる、ほぼほぼ逆恨みなのもお笑いポイント高いです。
キッチンでハズレ武器を手に入れるシーンがありましたが、あれで戦ってほしかった!
ただやっぱりコメディならもう少し尺を削れると嬉しいですね。
今後この作品が別の作品のインスパイア元になりそうな良い予感はしました。(もちろんコメディとしてではなく…)