千里

凪の憂鬱の千里のレビュー・感想・評価

凪の憂鬱(2022年製作の映画)
3.7
あらすじに惹かれて鑑賞。派遣社員として働いている主人公凪の有給休暇消化の一週間を描いた物語。「パターソン」の和製版といった感じではあるが、本作は「パターソン」よりも遥かに色の違う毎日が描かれている。一見平凡なように描かれてはいるけど、こんなに毎日何かしらの予定があって青春してるの羨まし過ぎるなぁ。良いことも悪いことも色々あるけど、灰色の人生を送ってる自分には輝いて見えた。

観終わってから舞台挨拶にて、本作が元々Youtubeでそれぞれ短編映画として公開されている「凪の憂鬱 -高校生編-」と「凪の憂鬱 -大学生編-」の続編であることを知ったが、本作だけでも全く問題なく楽しめた。本作でシリーズは終わらず、監督や出演者も30代編等もやりたいと話されていたので、またやるなら観たいと思う。まずは高校生編と大学生編を観ねば。

ポスターにもなっている自転車のシーン、ずっと見ていたいと思わされる程に美しくて爽やかな素晴らしいシーンだった。あと、ゲートボールってあんな感じのルールだったのか...笑
千里

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