マリリンが魅力あるのは観る前からわかっていたけど、友達のジェーン・ラッセルがいいですね。マリリンより少し背が高く、硬質な顔立ちなれど、体全体のバランス良く、思いやり深い。頼もしい姉御のような存在。
そして歌い踊るシーンになると、何だか後光がさす二人。踊りがうまい以前に素材が唯一無二。この作品の価値はここにあります。
ジェーンが船の上のプールで海パン男たちの群れの中、歌い踊るとき、異次元に到達。普通はただのバカなシーンでお疲れさまになるところでしょう。
しかし、あのオリンピック選手たちの海パンの色は何でしょうか。全裸に見えるようにしたかったのだろうか。たぶんそうなのでしょう。
金持ちの御曹司、トミー・ヌーナン。眉の下がったふぬけた顔で地味ながら、マリリンを目立たせています。こういう役って結構、気を使って大変なんだから。後で検索したら、なかなかイイ男なのです。