MiYA

紳士は金髪がお好きのMiYAのレビュー・感想・評価

紳士は金髪がお好き(1953年製作の映画)
3.5
ミュージカル映画ですが、歌唱シーンとストレート・プレイのバランスが良い作品という印象。ときどき挿入される歌唱シーンは、あまりレベルの高くない素人芸っぽいところが逆に好感が持てます(マドンナの「マテリアル・ガール」の元ネタがこれかぁ)。コメディのパートも愉快ですね。少年との絡みの部分とか面白い。

マリリン・モンローも魅力全開。彼女の型破りの行動は「頭の弱いブロンド娘」を地でいくかのようですが、金を持っていない男はダメという恋愛観にはなぜか説得力があり、挙句の果てに恋人の父親に独自の理屈で結婚を認めさせてしまう。教養はなくても地頭がいいとはこういうことか。
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