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ポップスが最高に輝いた夜のMiYAのレビュー・感想・評価

ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)
3.8
バンドエイドの「Do they know〜」の方が先だけど、やはりエポックメイキングなのはこっち。それはマイケル・ジャクソン&ライオネル・リッチーによる「We Are The World」という楽曲の訴求力の高さ! バンドエイドはミッジ・ユーロだもんなぁ(笑)

録音日をアメリカン・ミュージック・アワードの表彰式の直後に設定して、有名アーティストを動員したというエピソードは面白い。夜の10時にレコーディングが始まり、明け方に終わったとか。なかなか過酷です。プリンスが参加するのか直前までわからず、人質同然の扱いだったシーラ・Eは不憫だったな。

本作でとりわけ印象的だったのは、ボブ・ディラン、ブルース・スプリングスティーン、ヒューイ・ルイスらの、音域の狭い歌手たちの苦戦ぶり。残酷でした。マイケル・ジャクソンやダイアナ・ロスとかスティーヴィー・ワンダーとかペット・ミドラーとか化け物がいる現場によく行ったよなぁ。
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