演者を配信している動画配信サービス

『演者』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

演者
動画配信は2025年7月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

演者が配信されているサービス一覧

『演者』が配信されているサービスは見つかりませんでした。

演者が配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
WOWOWオンデマンド
アニメタイムズ
Roadstead
J:COM STREAM

演者の作品紹介

演者のあらすじ

昭和20年春、終戦直前のとある村。島田家に嫁いだ3人の女たち。血の繋がらない義理の三姉妹は男たちが戦時で不在の家を守り続けている。家長であるはずの長男の嫁、智恵は気を病んでいた。三男の嫁、恵美は義姉を気遣う日々を送っている。次男の嫁、陽子は智恵がおかしくなったふりをしているのではと疑っていた。やがて魔物が再び女たちの前に現れる。 世界は反転して、演技は見抜かれる。

演者の監督

小野寺隆一

原題
製作年
2020年
製作国
日本
上映時間
77分

『演者』に投稿された感想・評価

gena
4.0
固定カメラの舞台演劇スタイルで好みの作風でした。
戦地に夫と息子5人を送り出した、旧家に嫁いだ三人の義姉妹。息子の戦死の知らせで狂ってしまった長男の妻チエ。次男の妻ヨウコは現実から逃げるな、演技するなと義姉をなじり、三男の妻エミは、二人の間で道化るばかり。男家族のいない家を誰が守っていくのか。家への責任から、私情を殺し、役割を演じなければならない三人。緊張感ある画と台詞回し、誰が演技しているのか。

ウソをわかっていながらウソを突き通した日本の悲劇を背景に、本音が抑えられずに見え隠れする建前の演技と演出が実におもしろかったです。

邦画に描いてほしいのは、こういう緊張感ある間合い。邦画にしかできないスタイルだと思いました。

生きて帰ってきた家族への嫉妬はやるせなかったことでしょう。

イッセー尾形が演じた、ソクーロフの演劇風の「太陽」と対にして観たくなりました。

トークショーあり、監督はじめ、元劇団員の方々でした。部分を舞台で上演しています。

舞台演劇の良さと映画の良さの両方がありました。
Miver2
4.0
戦争を軸にして描く物語は起きている事の遠さの部分と、実際の当事者としての描き具合が見事だったし、特に中盤で良いのかな?‬
‪お知らせに来た下りの描き具合が抜群に面白かったな。‬
‪とても丁寧に作られた映画でしたね。‬

‪画の構図や台詞を語るそのリズム、色使いが物凄く丁寧に作り込んでいる映画だったなと。‬
‪ただ個人的な好みとして、演劇感が色濃く出ていた序盤の長回しで良いのかな?‬
‪そこは面白くはあったけど、もっと上手くハマれても良いのになあ...みたいな所はあったかな...。‬

‪序盤の身近な所でも起きても不思議ではないけど、何処か遠いという部分を丁寧に描いていたのがとてもリアルだったし、素晴らしかった。‬

‪舞台で観たらより面白い作品なのかも...と思いながら観ていたけど、当事者としての物語として一気に踏み込んで来たあの応酬は観ていてとても素晴らしかったし、あまりにも遣る瀬無かっだけど、心を揺さぶられる物があった。‬

挨拶の応酬で魅せる展開の中で、あまりにも遣る瀬無い無情なやりとりに強い憤りを覚えながら観ていたけども。
ふとホー・ツーニェンの「旅館アポリア」を思い出す。

‪挨拶の応酬で展開する所は、戦争したがっている人達がいざ現場に送り込まれる事になったら一体どんな顔をするのかな?と思ったし、この時に覚えた感情は絶対に忘れてはならないなと強く思った。‬

‪そしてクライマックスの夕陽を上手く取り込んでの場面が素晴らしかったな。‬
‪「しとやかな獣」を思い出したりしつつ、あの色使いと画の構図、物語の描きっぷりを存分に楽しめた場面だった。‬

‪ただ物語が終わりとへ向かう所でのエンドロールでの描き具合、音楽の使い方が個人的には合わず...。‬
‪最近は非カタルシスで殺りに来る物が特に好みだったり、省略芸術としての映画を好む所が強いので、これが良いと思う人がいるのも分かるけど、個人的には合わずだった。‬
舞台でなら、この演出は非常に納得する所ではあると思うけども。

‪時代と権力の行いにどうする事も出来ないその現状とその役割を「演者」として、とても丁寧に描いていたようにも思うし、それは2023年の現在と重なり合う所もあると思うから、無理して観に行った甲斐がありました。‬

‪舞台としての面白さのその先をという所で言えば、映画を描くグルーヴがもうちょっとあると良かったなと思うのと同時に、画の構図や色使いの素晴らしさは映画ならではの真骨頂がそこにはあったし、何処をどう取るかによって変わるかなと。‬

‪その環境に置かれてしまったからこそ、「演者」として生きてしまっているというのは、人それぞれにあると思うし、自分もそういう時があったから、とてもリアルで良い映画だったんだなと、「演者」を観た余韻を噛み締めながら思ったのでした。

良い所も合わなかった所も含めて色々と思う所はあるけども、とても丁寧に作っている映画なので、気になるのであれば観て損はないと思う。
なので、気になる方は是非観て頂けたらと思います。
舞台挨拶めちゃくちゃよかった。
出会いって大切やな
良い出会い、悪い出会いではなく、出会いが大切やな

エレベーターの前で監督さんからフライヤー渡されて見てよかった