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クイーン・オブ・ダイヤモンドのrebのレビュー・感想・評価

2.3
ラスベガスでディーラーをするフィルダウス。昼は死にそうな老人を介護し、夜はカジノでカードを配る。
夫は失踪、黒人の友人がひとりいるが、恋人に暴力を振るう隣人とは仲が悪いらしい。
らしい‥というのは、本作は、つまんなそうな顔して常に悪態をついている孤独をまとった女の日常を淡々と描いているだけで、ストーリーは皆無。なので彼女の思いや人生は想像するしかない。
そうしないと、ブツ切れの荒涼としたラスベガスの風景を見せられているだけにすぎなくなってしまう。
もう、徹底した“男性のまなざし“排除はニナ先生さすがです!
女性は風景と一体化し、こんなにも味気ない映画になってしまうんですね〜。
虚無や空虚っぽいのシーンの果てに、ラストは死に向かっているというのはなんとなくわかるけど、だからと言ってあの燃やした大木は何の意味があったの?
木がすごくかわいそうだなぁって思ったのは、長年映画観てて初めてだった。
もうね無駄に長いカジノシーンやつまらない結婚式シーンはいじめですか?
あとね、あの長い真っ赤な爪で介護はされたくないないなぁ。
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