数年前に本作の存在を知り、鑑賞。
日常というのは本作のように倦怠で、退屈で、変化などそうあるわけでもなく、それでいながら理不尽で乱暴な出来事に苛まれる日々である。
カジノでのシーンや椰子の木の焼失を…
観客からすれば長すぎると感じたカジノシーン、その直後に、主人公が介護していた男性が亡くなり、理由を問われた際に「(仕事中に亡くなったから)分からない」というシーンが続くが、観客がそのシークエンスを観…
>>続きを読むストーリーもクソもない印象的なシーン寄せ集めな映画でして、これどう解釈すればいいんですかね?って感じばかりで最高でした。
永遠にカジノシーン(当人は仕事だから同じことをし続けるのは苦ではないんでしょ…
倦怠の表現がカッコいい。全然ロマンティックに聞こえない男の歌唱、変化を嘆く男と変化を望む女の対比、介護とカジノの落差。米国の平原は、世界の地平は、何もかもが果てしない。だから燃える木に願うしかない、…
>>続きを読む3作品オールナイト上映の中では一番退屈だった。けどきっと映像内の主人公も退屈な日々を送ってるんだろうな。
ニナ・メンケスの世界観は結構ヌーヴェルバーグの作品のような感じで彩りが美しい。
主人公のお化…
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