このレビューはネタバレを含みます
試写会にて鑑賞。原作は未読。
(原作があることをその日に知った)
映像と音楽がほんっとにいい。
どこか懐かしく感じるというか。
鑑賞中はとにかく時間がゆっくり静かに
進んでいる感じがした。
台詞ではなく表情で感情を読み取るシーンも
多く感じられたし、余白もいっぱいあった。
過去の自分を許せないでいる今のかなえ
かなえの表面上の明るさが
水面下に潜む陰の感情をより引き立てていた
堀は妹のさなえをかなえに重ねて見ていたのか
かなえの傷に寄り添いたかったのか
その傷を分かち合いたかったのか
堀ではないから真相はわからないけど
堀の涙は自分の傷と向き合った瞬間にも思えた
人をわかるってなんだろう
これまで自分は何人もの人と関わってきたけど
わかってあげられたことなんてあったのかな。
そもそも、自分自身のことさえ
わかっていないような気がしてるけど