ハレルヤ

ジョーンについてのハレルヤのレビュー・感想・評価

ジョーンについて(2022年製作の映画)
3.6
出版社の社長をしている女性ジョーン。彼女の前にかつての恋人ドグが現れる。彼との間に息子がいるも、その事をドグには話さないジョーン。この再会を機に彼女は自分の半生を振り返るヒューマンドラマ。

イザベル・ユペール主演作。過去に泥棒稼業をする恋人のドグと一緒に盗みを働いた事があったり、彼と別れて息子を出産。今の夫のティムとの出会い。色々あったが充実した人生を送っているように見えるジョーン。

そんな彼女でもどこか心に影を落としているような雰囲気がある。自分の両親や息子との関係。現在と過去を織り交ぜたストーリー展開で、終盤で明かされる事実はちょっとビックリしましたね。こういう事かと。ここは踏み込まないようにします。笑

空手や着物の女性、所々で挟まれる日本語と日本の要素もそれなりにある作品なのに、肝心の日本では劇場未公開というのは残念。まぁ作風自体が地味すぎるというのもあるかもしれませんが。

たとえ地味でもイザベル・ユペールの存在感はやはり光っていましたね。彼女が主演かそうでないかで、評価もまた変わってくると思いました。
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