このレビューはネタバレを含みます
還暦を超えてフロリダ海峡を泳いで横断するという夢に再挑戦する、マラソンスイマーの実話。
天候不良やクラゲの毒に悩まされながらも、果敢に挑み続ける彼女の姿に勇気を貰った。
「私がCEOだから私に決定権がある」と断言する主人公気質のナイアド。彼女の支えになっている親友兼コーチのボニー。二人が言い争いになる場面では胸が痛んだ。しかし無事泳ぎきった後には自分たちをチームと表現しており(60歳を超えた人間にこの言葉を用いるのも妙な気分だが、物事にトライするのは何歳からでも遅くないという作中のメッセージ通り)人間的な成長も見ることができた。