2、3ヶ月ぶりくらいの映画館。
最近落ち込みがひどいせいか、あんなにアクション大好きグロ平気人間だったのにバイオレンス耐性が弱々になってて最初しんどかった…。
でも涙腺も弱々な感じやすい人間でもあるので、キッドが自分だけでなくトランス女性たちのためにも立ち上がり強くなっていくあたりで手に汗握りながら応援してた。
デヴ・パテルは製作にあたってインドが抱える問題も描きたかったと言っていて、恥ずかしながらインドの情勢をぼんやりとしか知らなかったけど…やっぱりどこの国も力を持った富裕層が、自分たちの居心地のよい古い価値観を守るために暴虐の限りをつくしてるんだなと……。
トランス女性たちが道で暴行を受ける動画、あれはきっとリアルなものだよね…しんどい。
やっと立ち上がった私たち彼ら彼女らが、戦士でいなくてもいい未来が果たして本当に来るんだろうか。
インド版ジョン・ウィックと評されてて、オマージュ的なものも感じたけど、やっぱり別物だった。画作りもこだわりを感じたしアクションもかっこよかった！
伝統的な音楽に合わせたシーンがたくさんあって楽しい。あとヒジュラたちがキラキラなサリー姿で助太刀に来るシーン、激熱すぎて泣きそうだった。
え、デヴ・パテルの顔世界でいちばん好き…(常時入れ替わりで10人くらいに言ってる)
グリーン・ナイトでも思ったけど、デヴ・パテルって目で迷子感を出すのが上手い。中盤までの傷ついた子どもの瞳が、終盤すべて背負った戦士の目になっているのが、悲しくもかっこよい。本当に美しい男だな〜足もナイル河より長いし〜〜〜
あとワンコが傷付かないのでジョン・ウィックより良いです🐕️笑
