マッシモ

モンキーマンのマッシモのネタバレレビュー・内容・結末

モンキーマン(2024年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

デーヴ・パテール版ジョン•ウィック。
猿の神様、ハヌマーンになぞらえた主人公の復讐劇。わんこも出るよ!

【キャスト】
キッド(モンキーマン):デーヴ・パテール
ラナ:(仇)シカンダル・ケール

シータ(娼館の人): ソビタ・ドゥリパラ
タイガー(ファイトクラブの主):シャールト・コプリー
アルファ(とある寺院の人):ヴィピン・シャルマ

ババ・シャクティ(黒幕):マカランド・デシュパンデ

監督も主演も脚本も全部デーヴ・パテール氏。

【ストーリー】
幼少期に宗教対立に巻き込まれる形で母を目の前で焼き殺されたキッドは場末のファイトクラブでヒール役のモンキーマンをしながら復讐の機会をうかがっていた。

復讐の相手は母を直接手にかけた男ラナ。彼は、ババ・シャクティという宗教指導者と結託し警察署長という立場から彼らの村を焼き払い力づくで村の土地を強奪した張本人である。

キッドは署長の出入りする高級クラブにバイトとして潜り込み淡々と復讐の機会を伺ていく…。

【総評】
(全体感)
良き復讐譚にはキレキレのアクションがよく似合いますね。デーヴ・パテールの動きが修行前後で見違える辺りも英雄譚っぽくてとても好きでした。

初めの襲撃は見事返り討ちにされますが、その際の手の震えや動揺。失敗しての敗走まで全てが後半への布石になりましたね。

(ストーリー)
数々のインドの神様の名前が出て来ますが、別に神話になぞってるような話ではないと思うのでタイトルほど意識せずに復讐譚として見れば良いかなと思いました。

アクション成分も強めなのでそちら目的でも期待には応えているかなと思います。

(ガンアクションではなく肉弾戦メイン)
アクションとして見れば、ジョンウィックほどガンメインではありませんね。コンチネンタルみたいな後ろ盾がある訳でもなく自分で武器も調達ですから銃なんてホイホイ買えるもんじゃないです。

代わりにナイフ戦、肉弾戦はたっぷりです。デーヴ・パテールの肉体美を堪能しましょう。

【あとがき】
Netflix配給からジョーダン•ピールの尽力によって劇場公開に切り替わったとWikiありましたが正解だと思います。

ジョーダン•ピール、ナイスです!
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