「昔々あるところに…」から始まる、ステレオタイプなおとぎ話のイメージを、大胆かつ爽快にアップデートさせた、最高に楽しくて、最高に美しいアニメーション映画でした。“本当のモンスター”を知ることで、人間の弱さや愚かさが浮かび上がるところが、是枝監督の「怪物」とも重なった。
とにかくキャラクターが魅力的なのと、その魅力を最大限に引き出しているストーリーもお見事。今年観た中で最も好きな脚本だったかも。また、ニモーナ役がクロエ・グレース・モレッツなので、「キックアス」のヒットガールをオマージュしたアクションシーンもキレキレで楽しかった!