ShinichiAndo

猿の惑星/キングダムのShinichiAndoのレビュー・感想・評価

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)
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西部劇から「アバター」まで、ハリウッドが繰り返し描いてきた、侵略、支配、逆襲、そして再生の物語を、ポストアポカリプス的な世界観と壮大なスケールによって映し出す、まさに「日本よ、これがハリウッド映画だ」。本作ならではの高低差を生かしたアクションもとても良かった!

そして、本作のもうひとつのテーマでもある“共生”について、猿と人間のどちらにも理があるように見えて、同時にどちらにも共感しづらい展開があるところが、公開中の「悪は存在しない」を思い出した。分かり合えたつもりでも、全く分かり合えていないことに気づいたときの圧倒的な無力感。
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