その辺の無価値な石ころ(pebble)というのは、取るに足らない何者でもない自分。そのレベルの者として周囲から見下されることに我慢ならないという感情は普遍的ではないだろうか。「無」になり、私欲から解放されたらいいのだろうが、一般人にそんなことができるはずもなく。むしろ何者かになる方がまだ可能性があるのではとすら思ってしまう。
自分が小さな存在であることを自覚し受け入れることで、一皮むけて成長できるという教えがテーマの一つかもしれないが、自分の耳が痛くなってくる。いやさすがに凡夫という自己認識はありますが…
なんだか大谷翔平と元通訳の水原一平の関係性に思いを馳せてしまった。くわしく知らんけど。
キャラデザはクセがあるが、竜王の肌弱設定や蜂のコスプレ二人組などさりげないギャグが意外におもしろく楽しく見れた。アクション描写もキレがある。宇宙の果てまで行ってもBuddhaの手のひらの上なのは笑う。ブッダがふっくらしててキャプ翼みたいな等身なのも。
意思があって話すことができ、カラフルに光るLED如意棒は最高のアイディアだった。ほしい。
あっ、凡夫はそんな欲かいちゃダメなんだった。