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ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男のnaoズfirmのレビュー・感想・評価

3.4

影🎬

ストーリーは1963年のワシントン大行進を主導した主人公の姿を描いた作品でした。作品は差別・暴力に立ち向かう主人公を軸に、自由の為信念を貫いたひとりの男が描かれていました。ワシントン大行進はキング牧師ら主導の下1963年に行われた人種差別撤廃を求めるデモであり、雇用と自由を求め約20万人が参加しました。キング牧師が行ったスピーチ『I have a dream』は後世に残る言葉でした。そしてデモから9ヶ月後の1964年に法の上で人種差別禁止をする公民権法が制定されました。彼らの存在はキング牧師の様に表立っていませんが、彼らの存在なくして公民権法の成立は成し得なかったと思いました。彼らが成し得たものはアメリカ社会・歴史を大きく動かし、結果的に自由と権利をもたらしました。ワシントン行進から50年、オバマ大統領からバイヤード・ラスティンへ大統領自由勲章が贈られ、彼の功績が認められたことに嬉しさを感じました。
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