風来坊

ホーリー・トイレットの風来坊のレビュー・感想・評価

ホーリー・トイレット(2021年製作の映画)
4.0
いきなり”本気やばい“の日本語に笑いました。
他にもリゾートホテルの出資者が日本人だったり、君が代が流れる中での奮闘だったりサヨナラだったりと日本ネタが豊富。
ただ…私は気になりませんでしたが、君が代の使い方には不満な人もいるかも知れないですね。

仮設トイレの中に閉じ込められ爆発が迫る中で臭い汚いは言ってられず奮闘する主人公を応援したくなりますね。
建築士という職業を活かした機転と道具の使い方が効果的で面白かったです。
あんな状態でコントロール良すぎとか。あんなに動いたら鉄棒から勝手に千切れるんじゃないかというようなツッコミどころもあるにはある。

焦る中で流れる市長候補の声高な声でのスピーチがイライラを誘う良いアイテムとなっていました。ついでに顔もなんかムカつく顔でした(笑)
今までの推理の積み重ねで犯人が誰かは分かりそうですが、あのシーンまで行かないと分からない主人公の鈍感さにちょっと違和感…。

糞尿塗れになりながらも諦めない主人公を応援否が応でもしたくなります。
糞尿以外でもグロ描写は強めなので注意が必要と、やはり何か食べながらの鑑賞はオススメ出来ません。
シュチュエーションスリラーの宿命か中弛みは少ししますが、アイデアとパワーで押し切って最後まで楽しめました。
あとテーマソングが耳についてしまいました(笑)
風来坊

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