このレビューはネタバレを含みます
バランスのとれている作品だと感じた。いい意味でアメリカからも日本からも反感を買わないちょうどいい展開で、かつ少し左よりで自分的には好みだった。大沢たかおの演技が素晴らしく、独立国「やまと」を宣言するシーンは思わす声が出た。それまで戦艦の名称を紹介するテロップがフリになっていて「やまと」の宣言とともに表記が変わる演出が痺れた。
またモーツァルトを流しながら優雅に戦うシーバットの姿は美しくつい見入ってしまった。アメリカ大統領による「アメリカがアメリカらしく居れていない」発言が印象に残っている。国際関係のトップをひた走るリーダー国アメリカにはそれなりにプレッシャーがあるのだろうか。
橋爪功がいやらしかった。というより官房長官を除くあの場にいた政治家たちが、日本の悪政のステレオタイプを如実に再現していて腹が立ったし巧いなと感じた。
Ado主題歌やりすぎよ、休んで。